2001年夏 北海道キャンプ記録

4年連続の北海道キャンプに行って来た。

今年は、色々なことが重なり本当に行けるのかどうか直前まで不安だった。

昨年は8月のお盆明けに行き、どこのキャンプ場も大変空いていたので、今年もその時期に行きたかったのだが、色々な条件から7月の下旬以外は無理だった。

でもこの時期は、あちこちで花も美しく7/25位までは比較的空いてた。

今年も無事に行くことができた、7/22(日)から7/31(火)までの10日間にわたる2001年夏の北海道キャンプ記録だ。

1日目 7/22(日) 晴れ

■午前4時15分、自宅を出発

フェリーは昨年と同じ、新潟港午前10時30分発小樽行きの新日本海フェリーだ。

途中で何かあると困るので早めに出発した。

青梅ICから圏央道に入り、関越道を通って新潟へと向かった。

この時間の道は大変空いていた。

小2の娘は途中で眠ってしまったので一気に3時間ほど走り、午前7時20分頃、新潟県の黒埼SAに到着、20分ほど休憩した後、再び走り午前8時には新潟港に到着した。

いつものように手続きを済ませ、待合室で軽い朝食を摂って休憩した。

■フェリーの中では、卓球、ジャグジー、バーベキューを楽しむ

午前9時30分に乗船開始、10時30分に小樽港に向けて出港した。

乗船したフェリーは『しらかば』で、今回は2等寝台を予約してあった。

昨年も同じ出港時刻のフェリー(『しらかば』か『あざれあ』のどちらだったかは覚えていないが)を利用し、とても印象が良かったので今年も利用することにした。

海を眺められるプロムナード、展望風呂、ジャグジーなどがあり、エントランスロビーも天窓から外光が射し込み、明るい雰囲気だ。

今まで色々なフェリーを利用しているが施設はいい方だと思う。

出航後は、フォワードサロンでビールを飲んでゆっくりしてから、レストランで昼食を摂り、少し仮眠をした。

そして、午後2時から3時までの1時間、3人で卓球を楽しんだ。

娘は卓球がかなり気に入ったみたいで、帰りの船でもやりたいと、この後もずっと楽しみにしていたようだった。

その後、ジャグジーに1時間ほど入り、ミストサウナに入ってからシャワーを浴び展望風呂にも入った。

夕方は、船の後部にある屋外のバーベキューコーナーでビールを飲みながらバーベキューをした。

少し雲が多く、残念ながら日本海に沈む夕日を見ることはできなかったが、夜は、たくさんの漁り火を見ることができ、娘も喜んでいた。

この日は早めに就寝した。

船はほとんど揺れず快適だった。

2日目 7/23(月) 曇り

■小樽港へ到着、雨の中のスタート

午前4時10分、小樽港に到着したとき、雨が降っていた。

晴れていて暑かったら苫前辺りで海水浴でもと思っていたが、気温も低い。

毎年のことだが、おおまかなコースは決めてあるが、泊まるところは、天気の状況とその日の気分で決めるので、今日どこに泊まるのかも決めてない。

とにかく小樽から海沿いを北上することにした。

石狩から海沿いの国道231号線を留萌まで走った。

途中、土砂降りの雨で、対向車とすれ違う度に、道に溜まった雨水をフロントガラスに「バサッ」とかけられ一瞬前が見えなくなるほどだった。

運転にはかなり慣れているつもりだが左側は海だし、結構緊張した。

このときも娘は眠っていたので恐がらなくて済んだ。

■留萌に到着、港で朝食

午前7時少し前に留萌の街に着いた。

朝食を摂ろうとしたが、まだ店も開いてなさそうだ。

留萌駅で休憩し、駅の売店のおばさんに「どこかにファミリーレストランみたいな店はないですか。」と訪ねてみたら「留萌にはそんなハイカラな店はありません。」とあっさり言われてしまった。聞かなければ良かった。

駅でSLすずらん号のポスターを見かけたので乗車できるかどうか訪ねてみたが、この日は満席と言うことだった。

取りあえず、北に向かって車を進めることにし、まずは留萌港に車を停めてコンビニで買った朝食を摂った。

そして日本海を見ながら、国道232号をさらに北上した。

■初山別村みさき台公園で休憩

午前9時30分頃、初山別村みさき台公園に寄り、休憩がてらキャンプ場を見学した。

ここの公園には6年前にも来たことがあるが、その時には、キャンプ場には気づかなかった。

日本海を見下ろせるすばらしい景色のキャンプ場で、晴れていたら夕日が素晴らしいだろう。

この時には、雨は上がっていたが、空はどんよりと曇っていて天気は良くない。

取りあえず中川町オートキャンプ場ナポートパークに向かうことにした。

■ナポートパークの隣の『ポンピラアクアリズイング』にゆっくり入浴

午前11時30分、中川町オートキャンプ場ナポートパークに到着した。

このキャンプ場は、とてもきれいだが、あまり広くはなく近くに民家も見える。

カヌーを楽しむキャンプ場のようだ。

私達が到着したときは、テントが1張りだけだった。

iモードで天気予報を見ても予報は良くない。

キャンプ場の受付の人に聞いてみても、「天気は危なそうですよ。」と率直に教えてくれた。

テントを張っても撤収の時に大雨だといやだ。

このキャンプ場にはバンガロー等はないので、ここでの宿泊はやめて、とにかく隣接している温泉施設『ポンピラアクアリズイング』に入ってゆっくりすることにした。

温泉に浸かり、昼食を摂って、休憩室でテレビを見たりしてゆっくり休んで、午後1時40分頃出発した。

■きれいなコテージでくつろぐ

午後2時40分、ピンネシリオートキャンプ場に到着したが、ここも大変空いていて、テントは一張りもなかった。

ここには、定員4名と6名のコテージが各2棟ずつあり、4名用のコテージも空いているということだったので、道の駅にある受付で、「コテージの中を見せてもらってもいいですか。」と訪ねるとすぐに鍵を貸してくれた。

1泊10,200円もするが、中は大変清潔で、風呂、トイレ、テレビ、冷蔵庫、電子レンジから食器まで揃っている。

別荘のようにきれいだったのでここに宿泊することにした。

私は、ワインを飲んで昼寝、妻と娘はテレビを見たり、暑中見舞いを書いたり、夕食の準備をして過ごした。

テレビを見ながらゆっくり食事をした。

■トイレが使えない

この辺までは、快適な時間を送っていたのだが、夜になって、トイレの水の流れが悪く、使えないことが判明。

センターハウスにはもう人は居ないし、結局この後は、夜も雨の中、700~800メートル位離れているセンターハウス(道の駅)にいちいち車で行く羽目になった。

これさえなければ、いいコテージだったのだが…。

3日目 7/24(火)  曇り

■ピンネシリオートキャンプ場からクッチャロ湖へ

朝、目が覚めると雨はほとんど上がっていた。

朝食後、キャンプ場の写真を撮ったりしながらゆっくり散歩した。

キャンプ場を出発するとき、受付で、昨日トイレが使えなかったことを告げた。

結局、人の良さそうなお姉さんが、「入場料だけでいいです。」と言ってくれた。

「そこまで安くしてもらわなくても」と言ったのだが、「いいです。」と言うことだったのでお言葉に甘えた。

安くしてもらった分、そこでおみやげを買うことにした。

午前10時頃、ピンネシリオートキャンプ場を出発し、国道275号を通って浜頓別方面へ向かった。

10時50分頃、クッチャロ湖畔に到着。

水鳥観察館を見学した。

湖畔に素晴らしい景色のキャンプ場があり、近くに温泉施設もあった。。

■ウソタンナイ川で砂金採掘を体験後、ベニヤ原生花園を散策

雨も、上がっていたので、娘の希望もありウソタンナイ砂金採掘公園で12時前から2時間ほど砂金堀りを体験した。

一人500円で道具を一式貸してくれる。

砂金は少ししか採れなかったけど、なかなか気持ちよかった。

私はすぐに諦めてしまったが、家内と娘は、しぶとく掘っていた。

川沿いはキャンプ場になっていて、芝生もきれいだった。

また、砂金採掘公園に行くまでの風景も素晴らしかった。

▼ウソタンナイ砂金採掘公園

▼ウソタンナイ砂金採掘公園

その後、セイコーマート(北海道ではやたら多いコンビニ)で昼食を買い、ベニヤ原生花園を眺めながらゆっくりと食べた。

私達が昼食を摂っている時も、団体のバスが到着しては、またすぐに出発して行った。

こういう風にゆったりと時間を取れるのが、フリーな旅の良いところで、例えコンビニ弁当を食べていても、ちょっと贅沢な時間を過ごしているような気がした。

本当に涼しく、景色は雄大で、しみじみ「北海道は何度来てもいいなあ。」と思った。

ベニヤ原生花園を散策してオホーツク海を眺めてから、3時45分頃出発した。

途中、道の駅『さるふつ公園』で休憩した。

時間があったら、この辺りでゆっくりサイクリングをしたかったが、それは諦め、今夜の宿泊地、道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場へと向かった。

■素晴らしいキャンプ場!!稚内温泉『童夢』も気持ちいい

午後5時20分頃、道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場へ到着した。

ここのキャンプ場も、大変空いていたので、受付でフリーサイトを申し込み一年ぶりにテントを張った。

大変広いキャンプ場で、私達以外にテントは、キャンプ場全体で3張りほどしかなかった。フリーサイトと言ってもほとんど区画サイトと同じで、しかも広くて芝生の状態もとても良かった。

北海道のキャンプ場は素晴らしいキャンプ場が多いが、その中でも、ここの印象は特に良かった。

▼道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場

テントを張った後、キャンプ場から車で20~30分程の所にある稚内温泉『童夢』へ行った。

お腹が空いたので、まずは中の食堂で夕食を済ませてからゆっくりと入浴した。

この温泉も新しく(私達が、6年前に稚内に来たときにはまだなかったと思う)、色々な種類の浴槽があり気持ちよかった。

帰り道にキャンプ場の近くのスーパーで朝食の食材を買い、キャンプ場に戻ったのは、ゲートが開かなくなる午後10時少し前だった。

とても涼しく、ぐっすりと眠れた。

4日目 7/25(水) 曇りのち晴れ

■午前中は、キャンプ場でゆっくり過ごす

午前6時15分起床。

この日は、朝食をゆっくり摂り、私はコーヒーを飲んだり、娘と広い場内を散歩したり、妻は洗濯をしたりして午前中いっぱいキャンプ場でゆっくり過ごした。

私達以外ほとんど誰もいなくて、ゆったりとした、気持ちのいい時間を過ごせた。

ビジターセンターにある室内遊技場にも立ち寄ったが、小さい子供なら雨の日でも遊べる。インドアガーデンやバーベキューコーナーもあった。

▼道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場

▼道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場

▼道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場

■6年ぶりの宗谷岬、そして午後もゆっくり

午前11時30分過ぎ、キャンプ場を出発し、公園内の展望台に寄ってから、宗谷岬に行った。

昼食は『最北端食堂』で海の幸が入ったラーメンを食べた。

涼しいのでラーメンが余計に美味しい。

宗谷丘陵でたくさんの牛を見た。

▼宗谷丘陵の牛

午後2時30分頃、再びキャンプ場に戻った。

公園内のスタンプラリーをやったり、屋外遊技場に行って過ごした。

午後4時20分頃、キャンプ場を出発し、礼文島行きのフェリー乗り場を下見して、再び稚内温泉『童夢』へ行った。

この日は、午後8時頃にはキャンプ場に戻り、早めに休んだ。

5日目 7/26(木) 曇りのち晴れ

■礼文島行きを迷う

午前5時30分起床。

この日は礼文島に行く予定の日だが、あいにく天気は、曇っていて霧も出ている。

せっかく行っても何も見えないかもしれない。

どうしようか迷ったが、取りあえずフェリー乗り場まで行ってみることにした。

6時45分にキャンプ場を出発し、車の中で、軽い朝食を摂り7時過ぎにフェリー乗り場に着いた。

7時30分発香深港行きのフェリーの乗船はもう始まっていた。

観光案内所があったので、受付の人に、「こんなに曇っている日に行ったら、どんな感じなんでしょうか。」と訪ねてみた。

「高山植物は見られますが、利尻富士は、まず見えないでしょう。」という返事。

どうしようか、また迷った。

家内は、以前に利尻島と礼文島には行ったことがある。

私は初めてだが、利尻富士が見えないとなると、行ってもがっかりするだろう。

そこで、最後は、小2の娘に、「礼文島に行ってみたいか。」と聞くと、迷わず、「行ってみたい。」ということだった。

この一言で、せっかくここまで来たのだし、とにかく行ってみようということになった。

午前7時30分発の香深港行きのフェリーに乗船した。

乗船したのは、出港直前だった。

フェリーの中は、団体ツアー客がたくさんいて混雑していた。

船は、結構揺れた。

空は、どんよりと曇っていて、利尻富士は下の方だけが見えた。

■天気が回復、利尻富士を見ながら礼文島ハイキング

午前9時25分、香深港に到着した。

観光案内所で資料をもらい、昼食、飲み物を買い足した。

大部分が団体ツアー客で、みんな貸し切りバスに乗ってしまい、ほとんど誰もいなくなってしまった。

私達は、歩いて桃岩方面に向けて出発した。

街の中を通り、礼香寺という寺の前から、桃岩に向けて山道に入った。

桃岩展望台の少し手前辺りから風が強くなり、桃岩に到着した頃には、かなりの強風だった。

しかし、天気は回復し桃岩の反対側に、海に浮かぶ美しい利尻富士を見ることができた。

この風景をずっと見たかったのだ。

強風の中、しばらく眺めた。

この後、桃岩展望台コースというハイキングコースを歩いた。

多少、雲がかかることはあったが、高山植物の群生地のバックに美しい利尻富士が見えていた。

高山植物は、時期としてはやはり少し遅かったが、この風景を見ることができ、礼文島に来た甲斐があった。

ちょうど昼の12時頃、少し広い所があり、私達以外誰もいなかったので、そこで昼食を食べた。

そこは、風もなく、近くには可憐なレブンウスユキソウが、たくさん咲いていた。

昼食後、スケッチなどをした。

再び歩き出し、午後1時頃、元地灯台で休憩し、知床のバス停に到着したのは2時頃だった。

バスは、3時3分まで来ないので、バス停にある小さな待合室や目の前の小さな漁港で休憩した。

利尻富士が本当に美しかった。

▼海に浮かんで見える利尻富士

バスで香深港に着いてから、喫茶店で休憩した。

せっかく礼文島に来たのでウニ丼を食べようかと思ったが、あまりお腹が空いていなかったのと、船酔いも少し心配だったので食べなかった。

少し後悔している。

午後4時20分発の稚内行きのフェリーに乗船した。

帰りのフェリーは空いていて、横になって1時間ほど熟睡した。

■夕食は海鮮丼とほっけ、そして温泉で疲れを取る

午後6時15分、稚内に到着した。

JR稚内駅の裏の北市場内にある海鮮レストラン『夢市場』で夕食を摂った。

稚内では、海のものを食べたいのと、温泉にゆっくり浸かりたいのとで夕食は3回とも外食になった。

私と家内は海鮮丼を食べた。

ほっけも食べたが、身がしまっていてとても美味しかった。

そしてこの後、3度目の稚内温泉『童夢』へ行き、ゆっくり温泉に浸かって疲れを取った。 夜は、キャンプ場も結構風が強く、テントがバタバタ音を立てていた。

テントの中で、一杯飲んで寝た。

6日目 7/27(金) 曇りのち晴れ

▼道立宗谷ふれあい公園の展望台からの眺め

■オホーツク海を見ながらひたすら南下

3泊した道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場を午前8時過ぎに出発し、展望台から利尻富士を眺め、宗谷岬を通りオホーツク海側の国道238号を南下した。

途中、ウスタイベ千畳岩、オムサロ原生花園などに寄った。

また、ウスタイベ千畳岩キャンプ場やハマナス交流広場キャンプ場など無料できれいなキャンプ場も見た。

紋別で遅い昼食を摂り、オホーツク流氷科学センターを見学してから、今夜の宿泊予定地、丸瀬布いこいの森オートキャンプ場へ向かった。

■木立ちの中のキャンプ場

午後5時前、丸瀬布いこいの森オートキャンプ場に到着した。

林業の町丸瀬布らしく木立ちの中のキャンプ場だ。

フリーサイトの方は、結構混んでいたのと下が土だったので、私達は、下が芝生で新しそうなオートサイトの方にテントを張った。

空いていればフリーサイトの方が、木立ちが多く雰囲気はいいかも知れない。

▼丸瀬布いこいの森オートキャンプ場

キャンプ場のすぐ前に丸瀬布温泉『やまびこ』があったが、キャンプ場の客で混雑してそうだったので、私達は、2キロメートル程離れた丸瀬布温泉『マウレ山荘』に入りに行った。ここは、今年の4月にオープンしたばかりで大変きれいだった。

露天風呂もとても大きく、しかも空いていたのでほとんど一人でゆっくり入れた。

地ビール『ピリカワッカ』も飲んだ。

キャンプ場の横は、川が流れていて、寝ているときも川の音がよく聞こえた。

7日目 7/28(土) 晴れ

■いこいの森では、豆SL雨宮号に乗車、昼食は旭川ラーメン村で

朝、静かなキャンプ場内を散歩し、ゆっくり朝食を摂った後、変型自転車で遊んだり、キャンプ場内を走る豆SL雨宮号に乗車した。

このキャンプ場は、子供連れには、楽しめる所だ。

▼丸瀬布いこいの森オートキャンプ場

▼丸瀬布いこいの森オートキャンプ場

▼丸瀬布いこいの森オートキャンプ場

▼豆SL雨宮号

▼豆SL雨宮号に乗車

          ▼豆SL雨宮号

▼豆SL雨宮号

午前11時15分頃、丸瀬布いこいの森オートキャンプ場を出発した。

スタンプを押すために寄った、近くの道の駅『まるせっぷ』の木芸館に、可愛い木工品がたくさんあった。

家内と娘はすっかり気に入ったようで、長い間真剣に見ていた。

12時頃に道の駅を出発、北見峠でラベンダーソフトクリームを食べて休憩した。

その後、道の駅『とうま』に寄り、2時20分頃、旭川ラーメン村で遅い昼食を摂った。

なかなか美味しかった。

この日は土曜日で、キャンプ場は混んでいるだろうと思い、電話で空き状況を聞いてみることにした。

昨年泊まって印象が良かった、ひがしかぐら森林公園オートキャンプ場フローレは一杯だった。

次に、上富良野町日の出公園オートキャンプ場に電話をしてみると、フリーサイトのみ空いているということだったので、そこを目指すことにした。

途中、美瑛のぜるぶの丘に立ち寄ったが、色々な花が咲いていてとてもきれいだった。

▼ぜるぶの丘

■大混雑のキャンプ場

上富良野町日の出公園オートキャンプ場に着いたときは、午後5時を過ぎていた。

今年オープンのオートサイトはもちろん一杯でフリーサイトしか空いてない。

しかも、フリーサイトも坂の上の方しか空いてない。

しかし、今さら他のキャンプ場に行くのも面倒なので、リヤカーを使ってフリーサイトの上の方にテントを運び、狭い場所に張った。

前日までのキャンプ場が、快適だっただけに娘も元気がない。

しかし、フリーサイトの坂を一番上まで上って行くと、日の出公園の展望台に出て、大変美しい景色だった。

私達が行った時には、ちょうど夕日が沈むところだった。

時間が遅くなってしまったので、夕食は上富良野の街の『浜長』というそば屋さんに入った。

田中邦衛の写真があったので店の人に聞いてみると、『北の国から』の撮影の頃は何度も一人でふらっと来たそうである。

吹上温泉で撮影が行われていた様子なども聞いた。

また、今日と明日に富良野市街で、北海へそ祭りというのをやっているので、ぜひ見に行ってみるといいということだった。

食事が終わると、8時近くになっていたので、キャンプ場で割引券をもらった吹上温泉『白銀荘』は諦め、日の出公園オートキャンプ場のすぐ近くのフラヌイ温泉『フロンティア』に入った。

館内では『北の国から』の曲が流れていて、ここにも田中邦衛が温泉に浸かっている写真が飾ってあった。

銭湯のような雰囲気で、私は風情があっていいと思ったが、娘は稚内温泉『童夢』のような豪華な風呂が楽しくて、お気に入りのようだった。

キャンプ場に戻ったが、フリーサイトはとても混んでいて、今ひとつだった。

8日目 7/29(日) 晴れ

■朝食は日の出公園でラベンダーを見ながら

朝起きて、混んでいるキャンプ場で朝食を食べる気がしなかったので、キャンプ場の上にある日の出公園の展望台付近で食べることにした。

日曜日とはいえ、まだ、午前7時30分だったので、ほとんど人がいなくて、ラベンダー畑を見ながら、ゆっくりと朝食を摂れた。 

▼上富良野日の出公園

▼上富良野日の出公園

■快晴の中、一日美しい花畑を見てまわる

この日は、天気も良く、富良野、美瑛付近の花畑を一日ゆっくり見てまわることにした。

日の出公園の他、3年前にもこの時期に訪れたことがあるファーム富田にも寄ったが、日曜日ということで大変混んでいた。

▼ファーム富田

▼ファーム富田

彩香の里は比較的空いていて、娘と妻はラベンダー摘みをした。

午後3時頃から、美瑛の方にも行った。

『四季彩の丘』という案内標識があったので行ってみた。

するとそこは、今年オープンしたばかりの場所で、昨年までは名もない普通の花畑だった。実はそこは昨年、たまたま通りかかり、花がとてもきれいだったので写真を撮り、その写真を家のリビングに大きく引き伸ばして飾ってある、見慣れた場所だった。

この日は、同じ日の出公園オートキャンプ場の個別サイトに移ろうかと思ったが、面倒になりフリーサイトにもう一泊することにした。

大分テントが減って、空いていたので、水場の近くにテーブルと椅子を持っていき、広々としたところで食事をした。

娘は、食事を作る手伝いが大好きなようで、張り切っていた。

▼日の出公園オートキャンプ場

▼日の出公園オートキャンプ場

■北海へそ祭りを見て、豪華な天然温泉『万華の湯』へ

夜7時頃、キャンプ場を出発し、富良野に北海へそ祭りを見に行った。

8時10分には、終わってしまい30分間程しか見られなかったが、十分楽しめた。

▼北海へそ祭り

帰り道に、中富良野にあるできて間もないと思われる天然温泉『万華の湯』に入ってきた。きれいで豪華な温泉だった。温泉から帰る頃に、雨がポツポツ降り出してきた。

9日目 7/30(月)  雨

■雨の中の移動

天気予報では、午前9時頃から本格的な雨になるということだったので、6時頃に起きて早々と撤収に取りかかった。

フリーサイトの上の方だった為、結構時間がかかった。

センターハウスで朝食を済ませ、9時にはキャンプ場を出発した。

最後にもう一度美瑛の景色を見たくて、美瑛経由で移動することにした。

美瑛は今年で4回目だが、どうも道が分かりにくい。

でも何度来てもいい所だ。また来よう。

旭川を抜け、深川を通り滝川にある『滝川ふれ愛の里』に寄った。

陶芸体験をしたかったが、予約が必要なようだった。

その後、砂川ハイウェイオアシスで昼食を摂り、ゆっくりおみやげを買った。

私達は、おみやげを、まとめてここで買うことが多い。

そしてさらに、苫小牧に向けて走り、途中4時過ぎから6時位まで由仁町の『ユンニの湯』に入りくつろいだ。

いよいよ北海道ともお別れかと思うと寂しかった。

午後7時に苫小牧東港に到着。

7時15分からの乗船となった。

フェリーは『ニューはまなす』でこの日は結構揺れた。

10日目 7/31(火) 曇り

■フェリーでゆっくりと過ごし、帰宅

朝起きると疲れが出たのか結構だるかった。

しかし、レストランで朝食を摂った後、娘が楽しみにしていたので、午前10時から1時間、卓球をした。

疲れていたので、ごろごろ昼寝をしたり、今回のキャンプを振り返ったりしているうちに、

予定より10分早く、午後3時20分新潟港に到着した。

後は、新潟亀田ICから高速道路をひたすら走り、途中、赤城高原SAで夕飯を食べ、午後8時30分頃、自宅に到着した。

まとめ

全走行距離                                  2,227km

おみやげ以外の全費用                       約207,000円

★交通費合計                                                    106,626円

 ◎軽油代(232リットル)                      19,786円

  ※燃料消費率      9.6km/リットル

 ◎有料道路代                                 14,500円

  ※7/22 青梅→新潟亀田                     7,250円

  ※7/31 新潟亀田→青梅                       7,250円

 ◎フェリー代合計                                                            72,340円

   〈新日本海フェリー〉

  ※行き  新潟→小樽(車輌+2等寝台大人2人+子供1人)         30,920円

  ※帰り 苫小牧東港→新潟(車輌+2等寝台大人2人+子供1人)     30,920円

       帰りは違う経路で帰る可能性もあったので、帰りの分は予約しなかった為往復割引

          10%は適用されず。

    〈東日本海フェリー〉

  ※稚内~礼文島香深往復(2等大人2人+子供1人)                 10,500円

 ★宿泊代合計(大人2人+子供1人)                         15,690円

 ◎ピンネシリオートキャンプ場(コテージ4人用1泊)            1,330円

    (入場料大人510円×2+子供310円)※特殊事情あり(本文参照)

 ◎道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場(フリーサイト3泊)       9,060円

    (入場料大人1,010円×2+子供500円+フリーサイト500円)×3泊

 ◎丸瀬布いこいの森オートキャンプ場(オートサイト1泊)           3,300円

    (入場料大人500円×2+子供300円+オートサイト2,000円)

 ◎上富良野町日の出公園オートキャンプ場(フリーサイト2泊)         2,000円

    (入場料大人500円×2+子供無料)×2泊

 ★温泉料金合計(大人2人+子供1人)                                   12,460円

 ◎ぽんぴら温泉ポンピラアクアリズイング(大人400円×2+子供200円)                                                                                                              1,000円

 ◎稚内温泉童夢(大人600円×2+子供300円)×3回             4,500円

 ◎丸瀬布温泉マウレ山荘(大人600円×2+子供300円)          1,500円 

 ◎フラヌイ温泉フロンティア(大人600円×2+子供300円)        1,500円   

 ◎天然温泉万華の湯(大人980円×2+子供500円)              2,460円

 ◎ユンニの湯(大人600円×2+子供300円)               1,500円